日本の今年第3四半期GDPは8期連続マイナス、需要不足は27兆円
12月 02, 2021 21:15 Asia/Tokyo
-
日本の今年第3四半期GDPは8期連続マイナス
2021年7―9月期のGDP国内総生産における需給ギャップがマイナス4.8%を記録し、実額ベースでは27兆円の需要不足となったことが判明しました。
ロイター通信が2日木曜、東京から報じたところによりますと、内閣府の同日の発表では、2021年7―9月期のGDP国内総生産1次速報をもとに推計した需給ギャップはマイナス4.8%となり、マイナスは8四半期連続で、実額ベースでは27兆円の需要不足となっています。
需給ギャップは日本経済の需要と供給のバランスを示したもので、需要が供給を下回ればマイナスとなり、物価に下押し圧力がかかりやすいとされています。
推計値は4―6月期のマイナス3.9%から不足額がさらに拡大しました。
需要不足は19年10―12月期から続いており、消費税率引き上げと新型コロナウイルスの感染拡大に伴う下押し圧力から脱しきれない現状が浮き彫りになった形です。
なお、コロナ後の20年4―6月期の需要不足は58兆円で、7―9月期に31兆円、10―12月期に17兆円と次第に縮減しました。
但し、今年に入ってからは23兆円(1―3月期)、22兆円(4―6月期)と、20兆円台での推移が続いていました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ