沖縄・玉城知事、辺野古不承認を反対派市民らに報告
12月 05, 2021 20:04 Asia/Tokyo
沖縄県の玉城デニー知事は4日土曜、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で開かれた市民集会に参加し、辺野古沖の地盤改良工事に向けた国からの埋め立て変更申請を不承認としたことを報告しました。
沖縄タイムスによりますと、集会の冒頭であいさつした知事は、国よる申請から不承認の決定まで1年7カ月要したことについて、「県の土木建築部や環境部が細部にわたり審査したため、ここまで時間を要した。変更承認申請に正当な理由が認められないということがはっきりとした段階で、皆さんに発表した」と説明しました。
その上で、埋め立てについて「軟弱地盤があると分かっていたにもかかわらず、見切り発車で始まった不法な埋め立てだ」と国を批判。「本来は(国は)その時点で工事を止めて状況を調査し、ジュゴンの水中音についても調べるべきだった」と指摘しました。
そして、「国はあらゆる手段を使って辺野古の埋め立てを進めようとするだろうが、国の横暴に負けてはいけない。一致団結して行動していきましょう」と呼び掛けました。
集会に参加した市民からは、「知事の思いを直接聞けて良かった」「これでまた勢いがつく」など歓迎する声が相次いだということです。
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