日銀副総裁、「オミクロン株により経済の先行きがさらに不確実に」
12月 08, 2021 21:12 Asia/Tokyo
日銀の雨宮副総裁が、「新たな変異ウイルス・オミクロン株が「経済の先行きに、さらに不確実性を加える要因となっている」としました。
NHKによりますと、日銀の雨宮副総裁は8日水曜、徳島市内で地元の経済界との懇談会に出席した後記者会見し、新型コロナの新たな変異ウイルス、オミクロン株について「感染症そのものが経済の先行きに不確実性を与えている中、オミクロン株がさらに不確実性を加える要因となっている」とし、日本経済の先行きについて、来年前半には景気回復が明確化するという見方は維持しながらも、オミクロン株が実体経済に与える影響を注意して見ていく考えを示しました。
一方、来年3月末までが期限となっている、新型コロナの影響を受けた企業の資金繰り支援策について、雨宮副総裁は「大企業は良好な金融環境にある一方、中小企業では一部で厳しさが残っており、今後の情勢次第で臨機応変な対応が大事だ」と述べ、延長の有無など今月か来月の金融政策決定会合で判断したいという考えを示しています。
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