日本人画家・松原氏、「イラン・日本合同芸術展の開催を希望」
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松原潤氏
日本の卓越した芸術家の1人・松原潤氏が、イランと日本の芸術家らによる合同展示会が開催されるよう希望する、としました。
松原氏は、在日イラン文化センターが開催した「イラン日本文化交流展2021」に、「イラン中部イスファハーンのイマーム・モスク」の作品を出品しています。
IRIBパールストゥデイ・日本語国際通信によりますと、松原氏は在日イラン文化センターのインタビューで、「現在62歳の私は、これまでおよそ44年間にわたり絵画の分野で創作活動に従事してきたが、イランへの渡航経験はない。イランイスラム共和国の建国者ホメイニー師や1979年のイスラム革命に関しても、ごく限られた情報しか耳にしていなかった。しかし、イランの人々が非常に親近感あふれる国民であることは聞いている。イランに是非間近に触れ、よりよく知りたい」と語っています。
また、「イラン日本文化交流展の開催により、自分はイランに対する新しい捉え方ができるようになった。今回の出品作「イスファハーンのイマーム・モスク」は、自分がこれまでイランに渡航したことがなかったため、より本格的な研究が必要になりいろいろ調べたのだが、その中で細密画のように細かい細工を持つ化粧タイルやイラン・イスラム建築や歴史的建造物などに興味を持った」と述べました。
さらに、イスファハーンのモスクの建物や建築様式、技法に言及し、そこからインスピレーションを得て絵画を創作したことに触れ、「この建造物は日本の建物と多くの違いがあり、この分野でイラン関係の他の作品を描くことができればと思う」としています。
8人の著名な日本人画家が制作した観光名所をテーマにした36点以上の芸術作品を集めて展示した、初めての合同絵画展となる「イラン・日本文化交流展」は、今年7月に在日イラン文化センターによって開催されました。
この展覧会には松原氏のほか、盛山重信氏、村田英子氏、瀬島匠氏、田口貴大氏、塚本聰氏、佃彰一郎氏、そして山内和則氏の各氏が出展しています。
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