林外相、核禁条約会議参加に否定的 「核保有国が一国もおらず」
12月 19, 2021 19:35 Asia/Tokyo
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林芳正外相
林芳正外相は、来年3月の核兵器禁止条約の第1回締約国会議へのオブザーバー参加に否定的な考えを示しました。
共同通信によりますと、林外相は19日日曜のNHK番組で、この会議へのオブザーバー参加に否定的な考えを示すとともに、条約に核兵器保有国が一国も参加していないことを指摘した上で「いろんな形での(日本の)参加は難しいと思っている」と述べています。
また、核廃絶を巡り「最終的なゴールを目指すには(核兵器を)持っている国と持っていない国がしっかりと話をすることが重要だ」と語りました。
さらに、双方が出席する来年1月のNPT核拡散防止条約再検討会議を重視しているとして「何らかの成果が出せるように取り組みたい」としています。
一方で、唯一の戦争被爆国である日本のこうした消極姿勢に、推進派各国から批判が出るのは必至と見られています。
世界で米国の原爆の犠牲となった国は日本だけであり、反核活動家や平和団体は、日本政府が大量破壊兵器、特に核兵器との戦いにおいてより積極的な役割を果たすことを常に期待しています。
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