京大の調査;「日本国内でオミクロン株の発症防ぐ免疫があるのは14.8%」
12月 25, 2021 20:39 Asia/Tokyo
京都大学研究グループが日本国内の新型コロナ変異種オミクロン株に対するワクチン効果を分析し、現時点で、発症を防ぐだけの免疫を持つ人は14.8%にとどまるという推定結果をまとめました。
NHKによりますと、同グループはmRNAワクチン接種後のオミクロン株に対する免疫効果を調べた豪大学の研究結果や、日本のワクチン接種データなどから、国内でどの程度の人がオミクロン株への免疫を持っているかを推定しました。
同研究グループを率いる西浦教授が今月22日、厚生労働省の専門家会合で発表した推定結果によりますと、国内で発症を予防できる水準の免疫を持つ人は14.8%、重症化を予防できる免疫を持つ人は38.7%、死亡を避けることができる免疫があるのは37.5%となっています。
西浦教授はまた、「オミクロン株に対する免疫は不十分。極めて短い時間で広がるため医療体制のひっ迫が強く憂慮される」とコメントしました。
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