鹿児島で鳥インフル確認 約11万羽の鶏殺処分を開始
1月 13, 2022 20:20 Asia/Tokyo
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鹿児島で鳥インフル確認
鹿児島県が、同県長島町浦底の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザの陽性が確認されたことを受け、この農場で飼育されているニワトリの殺処分を進めています。
地元メディア・南日本放送およびほかの日本の報道各社によりますと、12日水曜に同養鶏場で多数の鶏の死骸が発見され、遺伝子検査の結果、H5型の高病原性鳥インフルエンザの陽性が確認されました。
これを受け、同県は13日午前より発生農場の肉用鶏5万4000羽の処分を開始しており、町内の別の肉用鶏農場で5万7000羽、あわせて11万1000羽の殺処分を開始しました。
この農場から半径10キロ圏内にある25の農場には、あわせておよそ130万羽が飼育されていて、県は、半径3キロ圏内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径3キロから10キロ圏内を「搬出制限区域」に指定し、周辺を通行する車両の消毒を行っています。
この問題について、長島町の川添健町長は「いち早く殺処分できるように願っている。きょう確実に対策を図ることが大事。万全の処置をする覚悟」とコメントしました。
県内の養鶏場での鳥インフルエンザの検出は今季3例目で、国内では13例目となります。
県内では昨年11月にも、養鶏場で鳥インフルエンザの発生が確認されています。
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