日本海側中心に積雪急増、気象庁が落雪や除雪中の事故に関し注意喚起
2月 06, 2022 17:38 Asia/Tokyo
強い冬型の気圧配置の影響で、日本海側を中心に大雪となり、積雪が急激に増えています。
NHKが6日日曜、報じたところによりますと、大雪のピークは過ぎつつありますが、除雪作業が追いつかないような積雪になっているところもあり、落雪や除雪作業中の事故には十分な注意が必要となっています。
気象庁の発表では、強い冬型の気圧配置と上空の寒気の影響で、北海道から中国地方にかけての日本海側を中心に雪が降り、断続的に強まっています。
6日朝からは札幌市周辺に発達した雪雲が流れ込んでいて、日本時間同日の正午時点の積雪は、新潟県津南町で3メートル44センチ、長野県野沢温泉村で2メートル66センチ、鳥取県大山で2メートル1センチ、札幌市では1メートル32センチに達しました。
なお、新潟県津南町で3メートルを超えたのは2015年の2月以来、札幌市で1メートルを超えたのは2014年3月以来です。
また、今後の見通しとして、北陸などの雪のピークは過ぎつつありますが、夕方にかけて雪の量が増える見込みです。
7日昼までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、新潟県と岐阜県、それに近畿北部で50センチ、北陸と長野県で40センチなどと予想されています。
日本海側では各地で積雪が平年を大幅に上回り、平年の2倍以上に達しているところもあります。
気象庁は、大雪による交通への影響や電線や樹木への着雪による停電、それに雪崩などに十分注意するよう呼びかけています。