沖縄・辺野古の海中に、切断された大量のサンゴが散乱
3月 03, 2022 20:48 Asia/Tokyo
新基地建設が進む沖縄県名護市辺野古沖にある「長島」の北側海域で2日、サンゴが散らばっているのが確認されました。
沖縄タイムスによりますと、このサンゴの様子は、現地の調査のために海に潜った、ヘリ基地反対協議会のダイビングチーム・レインボーのメンバーが撮影しました。
メンバーによると、散らばったサンゴが確認されたのはK8護岸の延長上に当たる水深約8メートルほどの海域で、サンゴ100体ほどが、ひっくり返るなどして転がっており、小さいもので20~30センチほど、大きいものには1メートルほどのハマサンゴもあったということです。
サンゴは工具で切断されたような断面で、現場の岩場には削られたような跡がほとんど見当たらなかったといい、メンバーは「どこか別の場所で採捕して、ここに放置したのではないか」と推測しています。
撮影したメンバーの一人は「断面に藻が生えているサンゴもあったので、少し前に採捕されたのではないかと思う。サンゴの状態にショックを受けた。どういう状況でこうなっているのかを知りたい」と話していました。