円相場が一時1ドル117円台後半に、 2017年以来の円安水準
(last modified Mon, 14 Mar 2022 07:52:59 GMT )
3月 14, 2022 16:52 Asia/Tokyo
  • 円相場が一時1ドル117円台後半に、 2017年以来の円安水準
    円相場が一時1ドル117円台後半に、 2017年以来の円安水準

円相場が一時、1ドル117円台後半まで値下がりし、約5年2か月ぶりの円安水準を更新しました。

NHKによりますと、週明けの14日月曜の東京外国為替市場では、アメリカの利上げ見通しやウクライナ情勢などが重なって円安ドル高が加速しました。

週明けの東京外国為替市場は、朝から円安が一段と進む展開で始まりました。昼前にかけてさらに円が売られ、一時は1ドル117円80銭台となり、2017年1月以来、約5年2か月ぶりの円安ドル高水準を更新しました。

円安が進む背景には、アメリカが記録的なインフレを抑制するために今週、FRB米連邦準備制度理事会の利上げが見込まれ、投資家のあいだで金利の低い円を売ってドルを買う動きが強まっていることがあります。

また、ロシアによるウクライナでの特殊軍事作戦も、「有事に強い」とされるドルを買う動きも要因として重なり、円安を加速させた形となっています。

この問題について、市場関係者は「ウクライナ情勢は先行きが見通せないだけに当面、ドル買いの傾向が強いのではないか」とコメントしました。

なお、ウクライナ情勢を巡っては、ロシアとウクライナの当局者らが13日日曜、交渉でこれまで最も進展があったとの認識を示し、数日内に何らかの成果が出る可能性に言及したということです。

 


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