4月 04, 2022 14:48 Asia/Tokyo

東京・国立市「くにたち市民芸術小ホール」で2日土曜から、「表現の不自由展東京2022」が開催されています。

「表現の不自由展東京2022」では、慰安婦を象徴した「平和の少女像」をはじめ、公立の美術館から撤去されるなどした作品が展示されています。

この展示会はこれまで、各地で妨害行為が相次ぎ、去年6月に予定されていた東京での開催も延期となっていましたが、入場券の販売を事前予約制とし、入り口での手荷物検査の実施などにより開催にこぎつけたということです。

「表現の不自由展東京2022」は、5日火曜まで開催されます。

実行委員会の岩崎貞明さんは「4日間無事開催できるのか不安はあるが、とりあえず幕開けできた。皆さんの協力をいただき感謝の気持ちでいっぱいだ」と語りました。

またホールを所有する国立市は「多様な考え方を持った市民や団体が法令に従って実施する活動の場として公の施設の利用は原則として保障される。市民の皆さまに安心していただけるよう、関係機関と連携し、必要な対応をとっていく」とコメントしています。

「表現の不自由」をテーマにした展示会をめぐっては、これまでに抗議などが相次ぎ、主催者を脅迫したとして逮捕されるケースも起きていることから、警視庁は100人以上の態勢で会場周辺の警備などに当たっています。

しかし、多数の警察官が警戒に当たる中、反対派が抗議活動を行い、会場周辺が騒然となる事態も発生しました。

 


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