コロナ新派生型“XE”が 国内検疫で初確認 、成田到着の女性から
4月 11, 2022 19:23 Asia/Tokyo
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コロナ新派生型“XE”が 国内検疫で初確認 、成田到着の女性から
新型コロナウイルスのうち、オミクロン株の複数のタイプが組み合わさった派生型「XE」と呼ばれる新変異ウイルスへの感染が、国内の検疫で初めて確認されました。
日本の報道各社が厚生労働省の発表として報じたところによりますと、感染が確認されたのは先月26日にアメリカから成田空港に到着した30代の女性です。
この女性は無症状でワクチンは2回接種していましたが、空港の検疫所が行うコロナ検査で陽性となり、国立感染症研究所で検体の遺伝子を解析した結果、「XE」と確認されたということです。
XEはこれまでにすでにイギリスなどで報告されていますが、国内で感染が確認されたのは初めてです。
「XE」は「第6波」で広がったオミクロン株の「BA.1」と、より感染力が高いとされる「BA.2」が組み合わさったタイプで、イギリスの保健当局の資料では「BA.2」より感染が広がるスピードが12.6%速いと試算されています。
厚生労働省の専門家会合の脇田隆字座長は先週「イギリスでも感染が広がっている状況ではなく、重症度との関連についてもよく分かっていない」などとしています。
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