円安がさらに加速、1ドル128円台に
4月 19, 2022 19:28 Asia/Tokyo
19日火曜午後の東京外国為替市場で円安が進み、1ドル128円20銭台まで値下がりしました。
日本の報道各社によりますと、日本とアメリカの金利差の拡大を背景にドルを買って円を売る動きが強まっています。
19日午後は一時、1ドル128円20銭台にまで値下がりし、2002年5月以来およそ20年ぶりの円安ドル高水準となりました。
3月以降のドルに対する円の下落幅は約13円となり、急速に円安ドル高が進んでいます。
また、米国の長期金利の上昇で日米の金利差の拡大が意識され、円を売って金利の高いドルを買う動きが広がっています。
円安に歯止めがかからない状況について、鈴木俊一財務相は閣議後、記者会見で「為替の安定が重要で、急速な変動は望ましくない」と指摘するとともに、米国などの主要各国の通貨当局と緊密な連携をとる考えも強調しました。
市場関係者は「鈴木財務相の急速な円安についてけん制とも受け止められる発言をしたが、市場は大きく反応せず、その後も円売りドル買いの動きが優勢な状況が続いている」とコメントしています。