May 02, 2022 21:10 Asia/Tokyo
  • 観光船沈没事故
    観光船沈没事故

北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、荒天のため、水中カメラを使った沈没船付近の探索や、航空機での捜索が中断に追い込まれました。

日本の報道各社が2日月曜、報じたところによりますと、知床半島沖での観光船「KAZUⅠ(カズワン)の沈没事故では、第1管区海上保安本部などが行方不明者の捜索活動を続けています。

同保安本部は、「カシュニの滝」付近の水深およそ120mの海底で見つかった船の中に取り残された人がいないか確認するため、沈没した船の開いている客室のドアから水中カメラを入れて船内の捜索を行う意向でした。

しかし、同日午前中は強風で波が高いことから、同日午前中は作業を中断しているということです。

また、悪天候のため上空からの捜索も中断されていて、行方不明者の捜索活動は難航しています。

先月23日、北海道の知床半島の沖合で乗客・乗員26人を乗せた観光船「KAZU 1」(19トン)が沈没した事故は、これまでに乗客14人が死亡、12人が行方不明になっています。

なお、海上保安庁は行方不明者の捜索活動の一方で、海上保安庁は業務上過失致死の疑いで観光船の運航会社の事務所や、会社の桂田精一社長の自宅、そして観光船「KAZU 1」(19トン)の豊田徳幸船長の自宅の捜索を開始しました。

これにより、天候が荒れることを認識しながら出航を決めたことや、電波が届かないエリアがあるにもかかわらず船の通信設備として携帯電話を申請するなどした会社の安全管理体制が捜査されることになります。

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