沖縄で、本土復帰50年の節目に基地なき島を願い行進
May 14, 2022 15:50 Asia/Tokyo
沖縄県で本土復帰50年の節目にちなみ、「平和行進」が行われました。
共同通信など、日本の報道各社によりますと、米統治下から日本に復帰して50年の節目を翌日に控えた沖縄県で14日土曜、過重な米軍基地負担の解消を求める「平和行進」が行われています。
このデモには県内外から集まった約1000人が参加し、住宅や学校が周囲に密集し「世界一危険な米軍基地」とも呼ばれる普天間飛行場(宜野湾市)付近から、嘉手納基地(嘉手納町など)付近までの約9キロを行進しました。
参加者らは、雨が降る中、「基地のない沖縄を」と書かれた鉢巻きを巻き、沖縄の人々が復帰時に抱いた「基地のない平和な島」への願いを訴え、宜野湾市民会館前から行進を開始し、沖縄市の嘉手納基地第2ゲート前では、拳を突き上げ「辺野古新基地建設を止めるぞ」などのシュプレヒコールを連呼しています。
参加者のうち、宜野湾市の小学校勤務の男性(45)は「子どもたちが校庭の上を飛ぶヘリやオスプレイに慣れてしまわないか心配」とコメントしました。
また、厚木や横須賀に米軍基地のある神奈川県から来た女性(57)は「地元にも基地があり、危険と隣り合わせ。ただ、沖縄の人は、それ以上に危険で、不安だと思う」と基地縮小を求めています。
この平和行進は、沖縄平和運動センターや労組などでつくる実行委員会が主催し、今年で45回目を数えます。
なお2020、21年は、新型コロナウイルスの影響で中止され、今年は3年ぶりの開催となりました。
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