日英が、航空自衛隊の次期戦闘機を共同開発へ
(last modified Sat, 14 May 2022 09:52:03 GMT )
May 14, 2022 18:52 Asia/Tokyo
  • 航空自衛隊F2戦闘機
    航空自衛隊F2戦闘機

航空自衛隊F2戦闘機の後継機について、英国の航空・防衛大手のBAEシステムズが主要な構成品の共同開発に参画する方向で日英両政府が最終調整していることが明らかになりました。

産経新聞など、日本の報道各社が複数の日本政府関係者の話をもとに14日土曜、報じたところによりますと、日本の防衛省は航空自衛隊のF2戦闘機の後継機について、イギリスの航空防衛機器大手BAEシステムズと日本の三菱重工を軸とした、日英による事実上の共同研究開発事業とする方向で調整に入った、ということです。

後継機の機体製造には三菱重工とBAEシステムズが参加し、エンジンは造船重機大手IHIと英ロールスロイスが協力する方向で検討されていますが、イタリア企業やロッキード社も一部参加する可能性があるとされています。

次期戦闘機をめぐってはF2を共同開発したロッキード社から支援を受け、三菱重工が主導する形での開発を模索していましたが、同社との調整が難航し、米政府の理解を得たうえで英国に主軸を切り替えることとなりました。

ただし米国との連携は続け、無人機による戦闘支援システムは米国と共同開発するということです。

現時点で、日本の第4、5世代機の戦闘機数は約300機で、約1000機の中国と比べると見劣りしており、次期戦闘機は90機程度の配備が見込まれています。

 


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