細田衆院議長がセクハラ疑惑を改めて否定、「訴訟を視野に検討」
May 26, 2022 17:11 Asia/Tokyo
複数の女性記者へのセクハラ疑惑が報じられた日本の細田博之衆院議長が、「報道内容は事実無根であり、強く抗議する。訴訟を視野に入れて検討する」と表明しました。
FNNプライムオンラインなど、日本の報道各社によりますと、細田博之衆院議長は26日水曜、今回の疑惑を改めて否定するとともに、「報道内容は事実無根であり、通常国会閉会後に訴訟を視野に入れて検討する」とのコメントを発表しています。
細田氏のセクハラ疑惑は週刊文春で2度報じられており、今月18日発売の同誌によりますと、細田氏は女性記者に彼氏がいるかどうか尋ねたり、深夜に自宅まで呼ぶことがあったとされていました。
その後の今月23日、細田氏は週刊文春に対し、報道内容は全くの事実無根だとして抗議しました。
さらに今月25日に、同誌は細田氏のセクハラ疑惑に関する続報を掲載し、これまで複数の女性記者に対して食事や自宅に誘っていたと報じています。
朝日新聞によりますと、立憲民主党の馬淵国会対策委員長は25日、事実であれば極めて卑劣であり、政府の補正予算案の審議に「影響が出てくる可能性はある」と述べました。
一方、TBSによりますと、岸田首相は同日、この疑惑をめぐる報道について、事実関係を承知していないが「一般論として、(細田氏に)議長の資格があるかどうかについて、行政府の長として意見を述べる立場にはない」との考えを示しています。
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