DMG森精機、ロシアから撤退 270人解雇、日系大手メーカーで初
6月 09, 2022 18:12 Asia/Tokyo
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本の工作機械大手・DMG森精機
ロシアによるウクライナでの特殊軍事作戦を受け、日本の工作機械大手・DMG森精機がロシア事業から撤退しました。
朝日新聞など、日本の報道各社によりますと、同社の森雅彦社長は8日水曜、ロシア西部ウリヤノフスクの組み立て工場を閉じ、従業員約200人のほか、首都モスクワにある販売・サービス拠点の約70人も解雇したと発表しました。
また「日本やドイツ、米国など各国政府の意向通りにしないといけない。平和を願うしかないが、一企業としてはルールに従うしかない」と語っています。
日系大手メーカーのロシアからの完全撤退が明らかになるのは、初めてのことです。
工作機械は兵器生産に転用される恐れもあるため、国際的に厳しい規制や輸出管理の対象になっています。
なお、ロシアにおける同社の2021年度の売上高は約80億円で全体の2%程度とされ、同社広報は「影響は軽微となる見込み」としています。
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