細田衆院議長の不信任案が、反対多数で否決
6月 09, 2022 19:46 Asia/Tokyo
日本の立憲民主党が提出した細田衆院議長に対する不信任決議案が、反対多数で否決されました。
FNNプライムニュースなど、日本の報道各社によりますと、細田衆院議長への不信任決議案の採決が9日木曜午後の衆院本会議で行われ、自民、公明両党などの反対多数で否決されています。
立憲民主党と共産党は賛成しましたが、日本維新の会と国民民主党は採決時に退席し、れいわ新撰組は本会議を欠席しました。
これより前、立憲民主党は、細田衆院議長が民主主義の根幹を揺るがす言動を繰り返し、議長としての資質に欠けるとして不信任案を提出していました。
その理由として、立憲の岡本章子氏は衆院の一票の格差是正案に否定的な見解を示したことや、議員歳費について「毎月もらう歳費は100万円しかない」など、細田氏の過去の発言を列挙し、週刊誌で報じられたセクハラ疑惑については「説明責任を果たさず、疑念から逃げる姿勢の議長を国際社会からはどう評価されるのか」と訴えています。
一方、反対討論をした自民党の丹羽秀樹氏は「週刊誌報道に便乗した不信任決議案はまったく理解に苦しむ」とし、細田氏の議会運営に問題がないとし、不信任にはあたらないとしました。
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