イスラエル国連大使が安保理会合から退席 パレスチナ支持に反発
4月 26, 2023 17:02 Asia/Tokyo
シオニスト政権イスラエルのエルダン国連大使が、パレスチナ問題をめぐる安保理会合に反発し、退席しました。
安保理会合は米ニューヨーク時間の25日火曜、ロシアのラブロフ外相を議長として開催されました。
国際通信イランプレスによりますと、エルダン国連大使は、ラブロフ氏がパレスチナ問題に関して演説している途中、会場から退席しました。
この日の会合では、イランをはじめとする各国代表がパレスチナ国民を支持し、シオニスト政権による聖地ベイトルモガッダス・エルサレムや同市にあるアクサーモスクへの攻撃を非難しました。
イランのイールヴァーニー国連大使はこの会合で、「シオニスト政権がアクサーモスクで礼拝中の人々を襲撃したことは、強く非難されるべきだ」と述べました。
また、シリアのサッバーグ国連大使も、「安保理がシオニスト政権の犯罪を止めようとせず、むしろ同政権を支持しているのは遺憾である」と強調しました。
パレスチナ自治政府のマレキ外相は、「シオニスト政権の占領を終わらせる時が来た」と述べました。
さらにアラブ首長国連邦のマラル国連大使も、「聖地は特別な地位にあり、その尊厳を侮辱することは許されない」としました。
イスラエルは昨年末のネタニヤフ現政権発足以降、聖地やアクサーモスク、パレスチナ各地への攻撃を激化させています。