3月 28, 2024 20:19 Asia/Tokyo
  • トルコによる対イスラエル武器輸出が継続? 懸念深まる
    トルコによる対イスラエル武器輸出が継続? 懸念深まる

トルコ統計局が公表した、同国のシオニスト政権イスラエル向け武器輸出に関する報告書が物議を醸しています。

トルコ統計局の報告書によると、同国のエルドアン政権はパレスチナのガザ地区、ヨルダン川西岸、及びその他のパレスチナ被占領地に対する残忍な攻撃が続けられている中、イスラエル政権に武器を売却しました。

しかし、トルコ政府のこの行動は、同国の議員や市民らの怒りを買っています。

トルコ国家統計局が発表したデータによりますと、トルコは2023年11月から2024年1月までの期間だけでイスラエルに対し、約8万ドル相当の武器を輸出しました。

また、同統計局のデータから公開された画像からは、2024年1月以降にトルコからイスラエルに輸出された武器には火薬、弾薬、武器、軍事装備品が含まれていたことが明らかになっています。

しかし、トルコ国防省及び防衛産業機構は今月26日、この疑惑に反論して個別に声明を発表し、軍需産業分野での対イスラエル協力を否定しました。さらに、トルコ商務省も声明の中で、「ここ数カ月間にイスラエルに輸出された弾薬と爆発物は軍事用途ではなかった」と主張しています。

これに先立ち、トルコ議会の野党議員15人は13カ国の200人以上の議員らとともに、対イスラエル武器輸出への反対を表明していました。

トルコは1949年、イスラム諸国の中で初めてイスラエルを承認し、この政権との関係を樹立しました。以後、その関係は文化、商業、さらには軍事レベルにまで達しました。

また、現在のエルドアン大統領は、パレスチナ被占領地にあるシオニズム運動の創始者テオドール・ヘルツル氏の墓を訪れた最初のイスラム系指導者でもあります。

 

トルコのエルドアン大統領とイスラエルのヘルツォーク大統領


2023年10月7日以来、西側諸国の全面的な支援を受けて、イスラエル政権はガザ地区とヨルダン川西岸で、防衛手段を持たないパレスチナ被抑圧民に対する新たな大量虐殺を開始しました。

最新の報告によりますと、ガザに対するシオニスト政権軍の攻撃により、3万2000人以上のパレスチナ人が殉教し、7万4000人以上が負傷しました。

イスラエル政権は、イギリスの植民地主義の計画と、さまざまな国からのユダヤ人のパレスチナ移民を通じて1917年に提唱され、1948年に正式に樹立されました。それ以来、パレスチナ人虐殺および、彼らの国土の占領のためさまざまな大量殺戮計画が実行されてきました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     


 

タグ