シリア北東部で、同国軍とトルコ軍が衝突
10月 27, 2019 21:10 Asia/Tokyo
シリアの政府系テレビ局が、同国北東部の町ラアス・アルアインでシリア政府軍とトルコ軍が軍事衝突した、と報じました。
シリア政府系テレビは27日日曜、「シリア北東部ハサカ州北西の都市ラアス・アルアイン近郊で、政府軍とトルコ軍による軍事衝突が発生した」と報じています。
こうした中、トルコ国防省はシリア北部にてクルド人勢力との衝突によりトルク兵士1名が死亡、5名が負傷した事実を認めました。
この報道によれば、シリア軍は26日土曜、ラアス・アルアインに接近し、この地域近辺の複数の村落を制圧したとされています。
シリア軍はさらに同日、同国北東部のカミシリ(Qamishli)の西部地域およびハサカs州内の9つの村を掌握しました。
シリア北部への政府軍の進軍・駐留は、今月9日に行われたクルド人勢力に対するトルコ軍の攻撃、および、シリア政府に対する同国の武装組織・シリア民主軍の要請により行われたものです。
シリアとトルコの軍事衝突の一方で、ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は、今月17日ロシア・ソチにおいて、シリア北部での停戦合意に調印しました。
しかし、この合意成立の数時間後にトルコ軍は攻撃を続行し、この停戦合意に違反しています。
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