アルメニアとアゼルバイジャンが、係争地ナゴルノ・カラバフをめぐり停戦合意を結んだにもかかわらず、再び軍事衝突を再開しました。
アルメニア政府当局が、アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノ・カラバフにおいて死亡したアルメニア兵の数を、633人と発表しました。
アゼルバイジャンは、同国には国連決議に従いナゴルノ・カラバフ紛争をめぐりアルメニアと交渉する準備が整っている、と発表しました。
アルメニアとアゼルバイジャンの衝突が、停戦から5日を過ぎても依然として続いており、実質上18日目に入っています。
アルメニアが、係争地ナゴルノ・ガラバフ地域に外国勢力を入れたとしてアゼルバイジャン共和国を非難しています。
イランのラビーイー政府報道官が、「イランは、アゼルバイジャンとアルメニアの間の戦闘行為の停止に向けた、あらゆるイニシアチブを支持する」とし、「どの国からであれ、テロリストに地域への道が開かれてしまうことは、その国自身にとって弊害となる」と強調しました。
アメリカの新聞ウォールストリートジャーナルが消息筋からの情報として、「ナゴルノ・カラバフの戦闘地域にトルコと同盟を組んだシリア人テロリストが数百人単位で投入されている」と報じました。
アゼルバイジャン共和国領内のアルメニアの実効支配地ナゴルノ・ガラバフで発生した両国の軍事衝突により、これまでにアゼルバイジャンの民間人41人が死亡しています。
アルメニアとアゼルバイジャンが、係争地ナゴルノ・カラバフでの停戦違反を理由に、互いに相手を非難しました。
アゼルバイジャン・バクー駐在のムーサヴィー・イラン大使が、イランには国際法に基づいた紛争中のナゴルノ・カラバフ地域での交戦国間の交渉の円滑化に寄与する用意がある旨を表明しました。