バーレーンで、ローマ教皇訪問に合わせた反体制デモ続く
11月 05, 2022 17:14 Asia/Tokyo
ローマ教皇のバーレーン訪問に合わせ、同国の人々が形だけの議会選挙に反対し、政治・思想犯として収容されている人々の解放を求めるデモを行いました。
バーレーンでは、2011年2月14日から反体制運動が続いており、人々は自由、公正、差別の解消、選挙により選ばれた体制を発足させることを求めています。
しかし、バーレーンのハリーファ王家は人々の求めに応えることなく、今月12日に議会選挙を行うと発表しました。
こうした中、アラビア語放送・アルアーラムによりますと、バーレーン市民は4日金曜、この形だけの議会選挙開催に反対するデモを再度行いました。
デモ参加者は手書きのプラカードなどを掲げて、議会選挙へのボイコットを呼びかけ、さらに国民投票の実施を求めました。
ローマ教皇は3日木曜、議会選挙への批判が高まる中、ハリーファ王家が主催する「対話のためのバーレーン・フォーラム」への出席のため同国を訪問しました。
首都マナマに到着したローマ教皇は、その後行った演説において、バーレーン指導部に対して基本的人権を侵害しないことを保証し、またそのために努力するよう求めました。