米がシリア産石油・小麦を略奪
12月 15, 2022 17:08 Asia/Tokyo
シリア外務省が、同国産の石油や小麦がアメリカにより略奪されていると発表しました。
米軍やそれに付随するテロリストらは、以前からシリア北・東部に違法に駐留し、同国の石油や小麦を略奪するだけでなく、シリア国民や軍をも攻撃しています。
こうした中、レバノンのアルマヤーディン・テレビによりますと、シリア外務省は国連事務総長と安保理議長に宛てた書簡の中で、「米軍とその配下の民兵組織は、シリアの石油や小麦を組織的に略奪している」と記しました。
そして、「彼らの攻撃による直接の被害額はおよそ300億ドル以上、間接的な被害額は860億ドル以上で、合わせて1120億ドルの被害がシリアの石油産業に生じている」としました。
その上で、「シリアは再度国連に対して、アメリカとその追随勢力が行っている国際法違反を止めさせるべくただちに措置をとるよう要請する。また、米軍が違法駐留をやめ、占領している油田やガス田をシリア政府に返還するよう求める」としました。
シリア危機は2011年、サウジアラビアやアメリカなどの支援を受けた複数のテロ組織が、地域の勢力バランスをシオニスト政権イスラエルに有利になるよう変更すべく、大規模な攻撃を仕掛けたことから始まりました。
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