来年のトルコ大統領選、野党のイスタンブール市長が勝利目指す
(last modified Sun, 25 Dec 2022 07:29:29 GMT )
12月 25, 2022 16:29 Asia/Tokyo
  • トルコの最大都市イスタンブールの現市長で野党所属のイマモール氏
    トルコの最大都市イスタンブールの現市長で野党所属のイマモール氏

トルコの最大都市イスタンブールの現市長で野党所属のイマモール氏が、来年の大統領選挙での勝利を目指して努力を続けていると強調しました。

次回のトルコの議会選挙と大統領選挙は、2023年6月18日に行われる予定ですが、同国の野党は、そこで与党・公正発展党の20年間にわたる支配を終わらせたいと望んでいます。

イマモール市長は、トルコ紙ジュムフリイェトの事務所を視察した際、  記者団に対し、「この先の計画ははっきりしている。我々は、エルドアン大統領が率いる公正発展党の悪行からトルコを救うために、2023年に政権を握りたいと考えている。数千万票の大差で、公正発展党は敗北するだろう」と述べました。

そして、「私は、エルドアン氏にとって悪夢だ」としました。

また、自身に対して出された裁判所の判決は、政治的かつ違法なものだと指摘しました。

イマモール市長は先日、市長選の際に選挙委員らに「愚か者だ」などと発言して公務員を侮辱したとして、禁錮2年7カ月半の判決を言い渡されました。この判決は上級審による支持が必要であり、有罪が確定すれば同氏は公務の継続ができなくなりますが、判断の結果は大統領選以降になる可能性もあるということです。

トルコ国民も、イマモール市長に対するこの判決は政治的なものであったと見なしています。

 

 


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