サウジ軍がイエメン北西部を攻撃、9人が死傷
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イエメン北西部サアダ県で、サウジアラビアとUAEアラブ首長国連邦連合軍の爆撃により、民間人9人が死傷しました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
12月 25, 2022 17:40 Asia/Tokyo

イエメン北西部サアダ県で、サウジアラビアとUAEアラブ首長国連邦連合軍の爆撃により、民間人9人が死傷しました。

サウジ・UAEが結成するアラブ連合軍が、イエメンでの停戦延長を主張している一方で、イエメン情報筋は、同国北部にあるサアダ県西部がアラブ連合軍の攻撃を受けたとしています。

国際通信イランプレスによりますと、イエメンの病院筋は、アラブ連合軍の爆撃により民間人2名が死亡したほか、エチオピアからの移民1名を含む民間人7名が負傷したことを明らかにしました。

これらの人々の一部が重態であることから、死亡者数がさらに増える可能性があります。

イエメンのアルマシーラ・テレビは23日金曜、「イエメン北部に対するアラブ連合軍の砲撃で1人が死亡、ほか数名が負傷した」と報じていました。

これらの攻撃は、アラブ連合軍側を代表するオマーン使節団が、イエメンでの停戦継続に向け、イエメン政府側と交渉している中で行われています。

サウジアラビア、アメリカ、アラブ首長国連邦、および他のいくつかの国から成るアラブ連合は、2015年3月よりイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を完全に封鎖しました。

アラブ連合軍は、イエメンから数百万バレルの石油を盗み出しているだけでなく、同国へ燃料を運ぶ船舶の拿捕や入港妨害により、戦争で荒廃したこのアラブ圏最貧国に、石油製品、燃料、医薬品などの不足の危機を引き起こしています。

イエメン国民は、アラブ連合軍が勃発させた戦争により、世界最悪規模の人道危機に見舞われています。

国連によれば、イエメン総人口3000万人の約4分の3にあたる2300万人以上、うち子供1200万人以上が8年目になろうとするイエメン戦争により人道支援を必要としています。

さらに同国では、200万人以上の子どもたちが栄養失調となっています。また、900万人の子どもを含む1700万人以上が、上水道、衛生、医療などが行き届いていないことにより苦しんでいます。

 


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