イスラムに対する大規模な侮辱が継続
(last modified Tue, 24 Jan 2023 11:44:13 GMT )
1月 24, 2023 20:44 Asia/Tokyo
  • イスラムに対する大規模な侮辱が継続
    イスラムに対する大規模な侮辱が継続

デンマーク系スウェーデンの極右政治家ラスモン・パルダン氏がイスラムの聖典コーランを侮辱してから3日もたたないうちに、あるオランダ市民が同国ハーグ市長 (国際司法裁判所の本部の所在地) の許可を得て同様の凶悪な行為に走り、コーランに火をつけました。

ネット上に23日月曜に投稿された動画には、極右のペギダグループのリーダーであるエドウィン・ワーゲンソルド氏がコーランを破り、それに火をつけた様子が収録されています。

パルダン氏もスウェーデン政府の許可を得て、また警察による警護のもとでこの大掛かりな侮辱行為に及びました。このことから、こうした侮辱行為は単にいわゆる言論の自由を利用して行われた行動とはいえません。それは、オランダ・スウェーデンの両政府当局がこの犯罪行為のため安全・法律上の便宜をはかったことが理由です。

疑いなく、こうした幇助行為がなければ、このような侮辱は始まらなかったはずであり、少なくともそれらの激化・続行には至らなかったと思われます。

残念ながら、コーランの焼却にはじまりイスラムの預言者ムハンマドへの侮辱に至るまでの、イスラムへの冒涜は西側世界ではもはや日常化てしまっています。

こうした侮辱行為はこれまでにも様々な形で、フランスやドイツといったヨーロッパ諸国、さらにはアメリカ、そしてイラクやアフガニスタンにある米軍基地においてまでも行われ、今後もこうした行為が繰り返される可能性があります。

イエメンでは大半の国民がサウジアラビアおよびアラブ首長国連邦による封鎖下にあることから、ほかのどこの地域よりも食糧支援を必要としているにもかかわらず、スウェーデン製の製品をボイコットしてきました。

また、クウェートでも国内の多数の商店でスウェーデン製品がボイコットされています。

 


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