トルコ外相、「対イラン・ロシア制裁を支持しない」
(last modified Thu, 02 Mar 2023 08:36:47 GMT )
3月 02, 2023 17:36 Asia/Tokyo
  • トルコのチャブシオール外相
    トルコのチャブシオール外相

トルコのチャブシオール外相が、同国政府としてアメリカを筆頭とする西側が行うイランおよびロシアへの制裁を支持しないと表明しました。

西側諸国、中でもアメリカは、ウクライナ戦争、核問題、核合意などのさまざまな口実を持ち出して、ロシアおよびイランに制裁を行使してきました。

タスニーム通信によりますと、チャブシオール外相は2日水曜、インド・ニューデリーで開かれているG20主要20ヶ国会議の傍らでロシアのラブロフ外相と会談し、「我が国は国連によって承認された制裁のみを支持し、西側がロシアに課している一方的な制裁に加わることはない」と述べました。

続けて、「これはロシアだけに限らない。我々はこれと同様に、イランや他の国に対する(国連の承認しない)制裁も支持することはない」と説明しました。

チャヴシュオール外相はまた、「トルコは、対ロシア制限行使についての米国からの圧力に耐えられるか」という質問に対し、「我々は、(この件について)誰かに抵抗する必要などなく、独立国として自分たちで決定を下す」と答えました。

インドのニューデリーでのG20外相会合は、1日水曜に開幕しました。

G20は、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、ドイツ、フランス、イギリス、インド、インドネシア、イタリア、カナダ、日本、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、アメリカの19か国およびEUから成り、世界人口の3分の2、世界経済力の 80%、世界の貿易高4分の3が同グループで占められています。

 


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