イエメン国防相、「状況は和平と平穏に向かう」
4月 23, 2023 20:06 Asia/Tokyo
イエメン救国政府国防相が、「わが国の情勢は沈静化し、包括的な平和の確立への方向に進んでいる」と語りました。
サウジアラビアとイエメンの政府間交渉の第2ラウンドは、イスラム教徒の断食明けの祝祭・イード・フィトルの後に再開される予定です。
なお、今月10日に行われた交渉の第1ラウンドは、駐イエメン・サウジ大使ムハンメド・アル・ジャベール氏のイエメン首都サヌアへの訪問により行われました。
これはイエメン戦争の開始以来前例のない訪問となり、両国は自らの誠意を示すために双方合わせて900人の捕虜を解放することに同意しました。
イエメン・サバー通信によりますと、イエメン救国政府のアル・アタフィ国防相は22日土曜、「紅海、バブ・アル・マンダブ海峡、アデン湾、および我々の海域はイエメンのみに属し、我々はそれらに対する完全な主権を有するとともに、我々にはこれらの地域・国際的水域や航路で必要とされる輸送面でのサポートを提供する責務を担っている」と述べました。
そして、「今日の状況は収束しつつあり、包括的な和平を達成する方向に進んでいるが、それはあくまでも、地域とその国家、地域・国際的利益や地域およびその諸国民の利益のために成立した合意と、それらの遵守に関するサウジ主導アラブ連合軍の指導者の誠実な善意にかかっている」としています。