UNRWA「ガザ住民は劣悪な状態、25万人が難民化」
(last modified Wed, 11 Oct 2023 11:09:20 GMT )
10月 11, 2023 20:09 Asia/Tokyo

UNRWA・国連パレスチナ難民救済事業機関が声明を発表し、パレスチナ・ガザ地区の住民が劣悪な状況下にあり、同地区の住民のうち25万人が難民化していることを明らかにしました。

シオニスト政権イスラエルの占領地内の都市に対する、パレスチナ・イスラム抵抗運動「ハマス」の奇襲攻撃への報復として、シオニストらによるテロ攻撃が続いています。

パレスチナ情報筋が発表した統計によりますと、イスラエル軍の戦闘機は最近の攻撃でガザ地区にある1万3000軒以上の住宅と10の医療センターを破壊しました。

パレスチナの通信社アルヨウムが11日水曜、報じたところによりますと、UNRWAはガザ地区内のパレスチナ人25万人が難民化しており、その多くがUNRWA傘下の学校内に避難していることを明らにしました。

UNRWAの声明では、「難民らは水や食料、医薬品がないため、劣悪な状況に置かれている」と指摘されています。

ガザ地区の状況については、ボレルEU外務安全保障政策上級代表も10日、「ガザの人道状況はパレスチナ国民への支援を要するものである」と述べた上で、イスラエルのガラント戦争相が出したガザ封鎖命令を、国際法規に反するものだとしました。

ガザ地区にあるパレスチナ保健省は11日水曜朝、イスラエルのガザ攻撃開始以来、これまでに950人のパレスチナ人が殉教、4500人が負傷したと発表しました。

ハマスは7日土曜、数百発のミサイルおよびロケット弾でテルアビブを含むシオニスト政権イスラエルの占領地への攻撃を開始しました。

現在も続くこれらの攻撃により、これまでにシオニスト数百人が死亡しています。この攻撃を受け、イスラエルのガラント戦争相は、ガザ地区の完全封鎖を発表し、水、電気、燃料の搬入を一切禁止するとしました。

さらに同政権のカッツ・エネルギー相も、ガザ地区への給水の即時遮断を命じたことを明らかにしました。

 


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