イスラエルのパレスチナ人強制移住計画をイランが非難
(last modified Sun, 15 Oct 2023 06:14:44 GMT )
10月 15, 2023 15:14 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

イラン外務省報道官が、シオニスト政権イスラエルのパレスチナ人強制移住計画を非難しました。

イスラエル政権の爆撃機は、政権指導者らの命令により、ガザ地区の住宅地、医療施設、モスク、難民キャンプを狂ったように空爆しており、パレスチナの民間人を標的にし続けています。同政権はこれらの攻撃を行う目的は、ガザを焦土にし、同地区に住むパレスチナ人を強制的に移住させることにあります。

イスラエル軍はこのような強制移住計画の主な理由として、「パレスチナ抵抗勢力・カッサム旅団の要員は、ガザ地区の地下トンネルおよび民間人のいる住宅やその地下室に隠れている。そのため民間人は、イスラエル軍の攻撃により死傷しないよう、同地区の北部からいなくなるべきだ」と主張しています。

イルナー通信によりますと、イラン外務省のキャンアーニー報道官は、「イスラエル指導部と一部支持者が行う軍事行動や宣伝活動は、ガザからのパレスチナ人強制移住の下地作りという目論見のもとに行われている」として強く非難しました。

そして、「このような目論見は、ガザに対する封鎖の強化、水道および電力の遮断、食料・医薬品の供給禁止とともに、明らかに戦争犯罪とされる行為であり、国際法にも反している」と指摘しました。

その上で、国連を含めた国際機関に対し、アパルトヘイト政権たるイスラエルが行う狂気じみた犯罪をやめさせるべく、効果的な抑止措置を早急に講じるよう求めました。

ガザ地区北部からパレスチナの人々を強制移住させるというシオニスト政権の計画には、アラブ諸国も強く反対しています。

 


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