壁の中で生まれ瓦礫の下で死ぬガザの子どもたち
11月 11, 2023 20:52 Asia/Tokyo
ガザ地区にあるパレスチナ保健省の発表では、先月7日からシオニスト政権イスラエル軍が始めた同地区への攻撃によるパレスチナ人殉教者数は、子ども4506人、女性3027人、高齢者678人を含む1万1208人にまで達しています。
国際通信イランプレスによりますと、ガザの子どもたちは、シオニスト政権イスラエルの作った隔離壁の中で生まれ、いつまで誕生日を迎えられるか誰も予測できない環境にあります。
この子どもたちの唯一の願いは、愛する家族の痛みを毎日目にするようなことのない、家族と一緒に暮らせる安全な住居を持つことです。
WHO・世界保健機関のテドロス事務局長は、ガザ地区では10分ごとに子どもが殺されており、同地区で安全な場所はなく、誰も安全な環境にはいないと述べています。
パレスチナ保健省によれば、これまでに報告されている瓦礫に埋もれた行方不明者2700人のうち、1500人は子どもで占められているということですが、救助隊は瓦礫の下で次々と失われていく命に対し、それを救い出す装備を何も持っていないのが現状です。