鎮静剤で死を迎えざるを得ないガザの子どもたち
(last modified Sun, 31 Dec 2023 12:56:37 GMT )
12月 31, 2023 21:56 Asia/Tokyo

パレスチナ・ガザにあるアクサー病院でWHO世界保健機関の救急医療チームのコーディネーターを務めるショーン・ケイシー氏が、現地で死んでいくパレスチナ人の子どもについて語りました。

ケイシー氏:

私たちは今、アクサー病院にいます。

私は救急救命室から出てきたところです。

そこでは、アフマドくんという9歳のパレスチナ人少年が、死の際の苦痛を軽減させる鎮静剤を投与されていました。

この病院の医師や看護師は、病人や負傷者を救おうと最善を尽くしています。

しかし、戦争が終わらない限り、彼らが全力を傾けても、これらの人々を救いきることはできません。

戦闘と流血が続く中、24時間途切れることなく病院に運び込まれるあまりにも多くの怪我人やその苦しみには、対処する方法がありません。

この戦争は、止めさせなければいけません。

アクサー病院では私たちは、アフマドくんのような罪のない子どもたちが、戦闘や爆撃、そしてこの込み入った危機に対処しきれない医療システムのために、わけもなく亡くなっていく様を目の当たりにしています。

この状況は、受け入れらるものでは全くありません。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem