シリア和平協議で裏工作するサウジとトルコ
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キャラミー解説員 スイスのジュネーブでのシリア和平協議の延期と同時に、サウジアラビアの国防相顧問が、「サウジアラビアはシリアでの地上戦実施の用意がある」と表明しました。アシリ国防相顧問は、4日木曜夜、サウジアラビアとトルコの妨害によりジュネーブ3協議が行き詰った後、「サウジアラビアはシリアのISISに対抗するアメリカの連合によるあらゆる地上戦に参加する用意がある」と述べました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
2月 05, 2016 18:25 Asia/Tokyo
  • シリア和平協議で裏工作するサウジとトルコ

キャラミー解説員 スイスのジュネーブでのシリア和平協議の延期と同時に、サウジアラビアの国防相顧問が、「サウジアラビアはシリアでの地上戦実施の用意がある」と表明しました。アシリ国防相顧問は、4日木曜夜、サウジアラビアとトルコの妨害によりジュネーブ3協議が行き詰った後、「サウジアラビアはシリアのISISに対抗するアメリカの連合によるあらゆる地上戦に参加する用意がある」と述べました。

時を同じくして、サウジアラビアのジュベイル外務大臣は、「シリアの体制はジュネーブ和平協議に参加する上で全く真剣ではなかった」と主張しました。こうした中、ジュネーブ協議のシリア政府の使節団のジャアファル団長は、「シリアは世界に、責任を受け入れることを示した」とし、「シリアの反体制派の主、つまりサウジアラビア、カタール、トルコは、最初から彼らに協議を混乱させるために指示していた」と述べました。

国連のデミストゥラ・シリア特使は、シリア和平協議は今月25日まで延期されるとしました。

常にシリアの反体制派を支持してきたサウジアラビアとトルコは、自分たちが支援するグループを協議に参加させようとしてきましたが、この行動は基本的にシリア危機の政治的な解決を目指す精神に反するものです。

サウジアラビアとトルコがジュネーブ協議にテログループを参加させることを主張したことは、シリア問題の解決に向けた国際的な努力を嘲笑する行為です。彼らの目的は、話し合いではなく、あらかじめ設定した目的、つまりアサド大統領の退陣を推進するために協議を利用することです。

サウジアラビアとトルコの現在のシリア危機に対するアプローチは、国連のシリア特使の努力に反するものであり、こうしたアプローチは、シリア和平協議に向けた明らかな展望を曖昧にするものです。依然としてシリア問題の政治的解決を主張しているアメリカの立場もまた、サウジアラビアやトルコの立場を支持するものであり、アメリカ政府は、言葉の上だけで協議を強調し、実際にはアサド政権の終結以外のことを考えていません。

アメリカのバイデン副大統領は最近、トルコのダーヴトオール首相との会談で、「シリア問題をめぐる政治的な協議が結論に至らなければ、アメリカとトルコは軍事的な選択肢を使用する用意がある」と述べています。

和平協議におけるシリアの反体制派の支持者のアプローチは、アサド大統領の敵の間で作業を分割するものであり、シリアの戦争や人道危機を解決ための政治的アプローチを完遂させることは、アメリカやサウジ、トルコが本当に臨んでいることではありません。国連決議に基づき、和平協議後、完全な停戦が実現する中で、民主的な自由選挙に参加し、自国の政治の将来について決定することができるのは、シリアの人々だけなのです。