ロシア軍機が墜落、ウクライナ人捕虜移送中に
1月 24, 2024 20:48 Asia/Tokyo
ロシア国防省が24日水曜、ウクライナ国境に近いベルゴロド州でウクライナ人捕虜を乗せた自国の軍用輸送機Il-76が墜落したと発表しました。
ロシア・スプートニク通信は同国国防省の発表として、事故機には捕虜となったウクライナ軍関係者65人が搭乗しており、捕虜交換のためロシア・ベルゴロド州に移送される最中だったと報じています。
この報道によりますと、さらに事故機には6人の乗員とその他3人が搭乗していたということです。
SNS上に公開された動画には、ある集落付近で飛行機が墜落し、その後爆発が発生する様子が映っています。
ペスコフ・ロシア大統領府報道官も、同府に飛行機事故の情報が入っているとしましたが、詳細は明らかにしていません。
ぺスコフ氏はまた、「事故機の搭乗者らの安否に関する情報はまだ入手していない」としました。
この一方、ウクライナの報道各社は、同国の防空部隊がベルゴロド上空でロシアのIl-76航空機を撃墜したと報じました。この主張が確認された場合、ウクライナがロシア側捕虜となった自国兵士を殺害したのはこれが初めてではないことになります。
なお、ウクライナ軍は2022年7月に、ウクライナ人捕虜が収監されているエリニフカ拘置所をミサイルで攻撃しています。
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