イエメン国防相が米英とイスラエルに向け警告
イエメン救国政府のアル・アーテフィー国防相が、米英及びシオニスト政権イスラエルに対し、「海洋安全の後見役を自称する主張がもはや通らないことを知るべきだ」と警告しました。
イルナー通信によりますと、アル・アーテフィー国防相は、「米国は、自身の領海や近海に対する各国の主権や安全・安定を決定している新たなバランスの存在を受け入れるべきだ」と述べました。
続けて、「米国、イギリスを筆頭とするその他の資本主義諸国、シオニスト政権イスラエルは、紅海の新たな状況を受け入れ、そこでの自らの往年の影響力や際限のない干渉のことは忘れるべきである」としました。
さらに、「彼らは、イエメンがもはや、紅海、アデン湾、アラビア海をめぐるかつての決め事や取引を受け入れることはないと知るべきである。イエメンのこの決定が変わることはない」と強調しました。
また、「米国がシオニスト政権の要求に囚われている限り、イエメンにとって同国の要求や(持ちかける)取引が重要性を持つことはない。米国が、自国にイエメンが従う、もしくは、自国をイエメンが恐れているなどとは、考えない方がいい」と指摘しました。
イエメン政府国防大臣は、「シオニスト政権によるパレスチナ人とガザ住民の殺害が続く限り、私たちはこの政権に対する義務と使命を果たす所存だ」と述べました。
そして、「占領下にあるパレスチナ国土における侵略行為や罪のない人々の殺害が停止されるまでは、我々の作戦も止まることはない。これは我々が行った約束であり、そこから手を引くことはない」と述べました。
イエメン軍は、シオニスト政権イスラエルがパレスチナ・ガザへの攻撃をやめない限り、紅海においてイスラエル船籍もしくは同政権の占領地に向かう船舶を攻撃し続けるとしています。