レバノン・ヒズボッラー事務局長、「パレスチナ抵抗勢力の存続はイスラエルの戦略的失敗示す」
レバノン・シーア派組織ヒズボッラーのナスロッラー事務局長は、「パレスチナ抵抗勢力が行ったアクサーの嵐作戦の大きな成果は、侵略者たるシオニスト政権イスラエルとの戦争が6カ月目に入ったにもかかわらず抵抗勢力が変わらずに存在し続けることだ。同政権の上級アナリストらも、自分たちの戦略的失敗を認めている」と述べました。
ナスロッラー事務局長は13日水曜、「抵抗の枢軸は、すべてのパレスチナ組織およびパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの指導者たちとともにある。戦争勃発から6カ月目に入った現在、ネタニヤフ首相はガザの奥深くまで入り込みながらも何の成果も出せず、ガザ南部ラファまで攻撃しなければ戦争で負けると主張している」と強調しました。
続けて、ネタニヤフ首相へ語り掛けるかたちで、「あなたは、たとえラファまで進軍したとしても戦争に負ける。ハマスや抵抗勢力を壊滅させることはできない」と述べました。
また、イエメンの抵抗戦線による支援と、ガザのパレスチナ抵抗勢力への支援でもたらしたその大きな成果について触れ、「イエメンはイスラエル経済を麻痺させた」としました。
シオニスト政権イスラエルは2023年10月7日より、西側諸国の全面的支援を受けながら、ガザおよびヨルダン川西岸において身を守る術を持たないパレスチナ人に対する大規模な殺戮を開始しました。
最新の報告によれば、ガザではシオニスト政権の攻撃によりこれまでに、パレスチナ人3万1000人以上が殉教、7万2000人以上が負傷しています。
シオニスト政権は、パレスチナがイギリスの委任統治領となっていた1917年に計画が立てられ、1948年にパレスチナ領土に樹立されました。同政権はそれ以降、パレスチナ人を虐殺して彼らが持つ土地全てを奪い、パレスチナ全体の占領をかなえようと目論んでいます。