未熟児の出産相次ぐガザ
3月 17, 2024 19:37 Asia/Tokyo
国連がパレスチナ人の新生児や子どもを持つ母親の状況に懸念を示し、「パレスチナ・ガザでは、もはや自然な大きさの新生児を目にすることはない」と表明しました。
UNFPA・国連人口基金のドミニク・アレン・パレスチナ事務所代表はガザ地区を視察した後、記者会見し、「ガザの非人道的な状況は、小ぶりで病気の新生児を産むパレスチナ人の母親にとって悪夢と化している」と語りました。
また、「破壊されたガザでは、1日当たり180人の女性が飢餓と脱水症状に苦しみながら出産している。しかも、母親の栄養失調と施設不足のため、大部分の新生児が死産となるか、生後数分で死亡している」と述べました。
さらに、UNFPAによるガザへの支援輸送をシオニスト政権イスラエルが拒否したことを非難し、「私がガザで目の当たりにしたのは人道危機よりも大きな悪夢であり、これはまさに『人類』の危機である」としました。
昨年10月以来、イスラエルは西側諸国の全面的な後方支援を受けて、ガザ地区とヨルダン川西岸において防衛手段を持たないパレスチナ被抑圧民に対する大規模な虐殺に着手しました。
最新の報告によりますと、イスラエル軍のガザ攻撃により3万1000人以上のパレスチナ人が殉教し、7万2000人以上が負傷しました。
シオニストが牛耳るイスラエルという存在は、イギリス植民地主義による計画と、各国からのユダヤ人のパレスチナ移住という形で1917年に確立し、1948年に正式に「建国」されました。それ以来、パレスチナ人を虐殺して全土地を占領するために、様々な大量殺戮計画が実行されています。