「我々はあなたのような侵略者ではない」 イスラエルの捏造動画に対するハマスの声明
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは23日に出した声明で、「シオニストメディアが拡散しているイスラエル人女性捕虜に関する動画は、捏造である」と表明しました。
声明では以下のように述べられています。
「この時期に、占領政権が勇敢なパレスチナ国民による抵抗を貶めるために拡散させている動画は捏造であり、そのことはすでに何度も調査や証拠によって明らかになっている」
「この動画には、(ハマスにより)拘束されたイスラエル軍の女性兵士らが私服姿で映っている。それは、拘束された10月7日の朝、彼女たちが非番であったためだ」
「動画の一部は故意に切り取られたものであり、この女性兵士らが暴行を受けたとするイスラエルの虚偽の主張を補強するのに使われている」
「動画では英語の翻訳が故意に歪曲されているほか、ハマス兵士が全く言っていない内容が付け加えられている」
「一部の女性兵士に見られる少量の血痕や軽傷は、このような作戦では起きうるものだ。現場では女性兵士らに対する暴行は一切確認されておらず、兵士とハマス戦闘員の会話も暴力的な内容は一切ない」
「女性兵士らに対しては、ハマス内の倫理規定に則って接しており、侮辱的な行為は一切確認されていない。この女性兵士らが、ガザでの平和的デモの参加者が死亡する原因を作ったにもかかわらずだ」
「捕虜交換時に撮影された動画から明らかなのは、ハマス戦闘員らが捕虜たちに対し適切に対応していたことである。その一方で、イスラエルにより拘束されているパレスチナ人たちは、虐待を受けたり、殺害されたりしている」
イスラエルメディアは先頃、昨年10月7日のハマスによる「アクサーの嵐」作戦で拘束されたとするイスラエル軍女性兵士5人の映像を公開し、彼女らが暴行を受けたと報じました。
最近では、米AP通信が、ハマスによる性暴力があったとする報道が間違いであったと認めています。