ヒズボッラー事務局長「イスラエルの犯罪を無視できるのは最も鈍い者のみ」
レバノンの抵抗組織ヒズボッラーのナスロッラー事務局長は7日日曜に行った演説で、「シオニスト政権イスラエルによるガザでの恐るべき犯罪は、西側における人間性の覚醒につながった」と述べました。
【ParsToday西アジア】ナスロッラー事務局長は、イスラム教の預言者ムハンマドの孫かつシーア派第3代イマームであるフセインの殉教を悼む期間に入ったことに因んで演説し、「シオニスト政権イスラエルによるガザでの恐るべき犯罪は、西側における人間性の覚醒につながった。これらの犯罪を無視できる者がいるとすれば、それは鈍い者だろう」と述べ、さらにガザおよびパレスチナ国民への支援というヒズボッラーのゆるぎない決意を強調しながら、「我々は、ガザとパレスチナ国民を支援する中で、高い精神と決意をもってアクサーの嵐の戦いに参入した」と説明しました。
続けて、イマーム・フセインとその同行者たちの殉教を悼むイスラム暦ムハッラム月の行事が心理的・精神的な影響力を持つことを強調し、次のように述べました。
「我々は(イマーム・フセインらの殉教場所である)カルバラーにいる。殉教者について語り、殉教者を奉り、カルバラーの出来事の只中にいる」
イスラエル政権は昨年10月7日より、西側諸国の全面的支援を受けながらガザおよびヨルダン川西岸において、無防備で圧政にさらされるパレスチナの人々に対し新たな虐殺を開始しました。
最新の報告によれば、イスラエル政権軍のガザ攻撃によるこれまでのパレスチナ人死亡者は3万8000人以上、負傷者は8万7000人以上にのぼっているということです。
シオニスト政権イスラエルは、パレスチナがイギリスの委任統治領となっていた1917年に計画が立てられ、ユダヤ人を移民させた上で、1948年にパレスチナ領土に樹立されました。
同政権はそれ以降、パレスチナ人を虐殺して彼らが持つ土地全てを奪おうと、さまざまな大量殺害計画を実施しています。
イランをはじめとした世界の多くの国々は、植民地主義政権イスラエルの解体とユダヤ人入植者の元の国への帰還を真剣に支持しています。