イスラエルがミサイル不足に直面
10月 16, 2024 22:58 Asia/Tokyo
英紙フィナンシャル・タイムズが、シオニスト政権イスラエルが抱える防空ミサイル不足の問題を取り上げました。
【ParsToday西アジア】フィナンシャル・タイムズは、業界幹部、元軍関係者、アナリストらの話として、「イスラエルは攻撃に対抗するために自らの防空体制の強化を目指しているが、迎撃ミサイルの不足に直面している」とし、米国による対ミサイルシステムTHAADのイスラエル配備を指して「アメリカがイスラエルの防空体制の穴を埋めようと協力しようとしている」と報じました。
同紙はまた、今月1日にイランがイスラエル軍基地に対するミサイル作戦の中で発射した180発の弾道ミサイルのうち、イスラエルが迎撃できたのはごくわずかだったと認めました。
これについてアナリストの見解として、「この作戦で約36発のミサイルが占領地南部ネゲブ砂漠にあるネバティム空軍基地に命中し、他1発のミサイルがイスラエル諜報組織モサド本部から700メートルの地点で爆発した」と指摘しています。
一方、同紙は昨年12月まで米国防総省の西アジア担当副次官補を務めていたダナ・ストロール氏の発言を引用し、「イスラエルの弾薬問題は非常に深刻だ。イランがイスラエルの攻撃に反応し、レバノンのヒズボッラーがそれに加わった場合、イスラエルの対空防衛は圧迫されることになる」としています。
同氏はまた、「アメリカの武器弾薬備蓄も無尽蔵ではなく、ウクライナとイスラエル向け武器確保を同時には継続できない。我々はもはや危機的な段階に陥っている」と述べました。