シリア戦場の最新情勢;過去3日間で1000人近いテロリストが殲滅
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シリア戦場の最新情勢;過去3日間で約1000人のテロリストが殲滅
シリアのテレビが1日日曜、過去3日間に同国軍の作戦で1000人近いテロリストが殺害されたと発表しました。
レバノンとイスラエルの間の停戦成立後、複数のテロ集団が先月27日未明から一部の国の支援と新たな武装集団が入ってきたことにより、シリアの北部及び西部にある同国軍の基地に対する大規模な攻撃を開始しました。
シリア最新情勢のニュースの抜粋としては、アサド・シリア大統領による作戦室の視察、シリアの一部地域からのテロリストの追放、過去3日間における約1000人のテロリストの殲滅、西部ハマーにおけるシリア軍の防衛線の強化、北西部イドリブ西部における待ち伏せ攻撃でのテロリスト因子の捕獲などとなっています。これらのニュースは、パールストゥデイの以下の記事に掲載されています。
作戦室に姿を見せたアサド大統領
戦場となっている現場の情勢に着目し、アサド・シリア大統領は1日日曜、特に北部アレッポ県の一部に対するテロ武装集団の掌握と西部ハマー郊外への進軍を中心とした最新動向について、同国の軍・治安当局トップと緊急会議を行いました。
シリア軍:ハマー郊外でテロリストの行動に対抗
シリア国防省は声明において、西部ハマー近郊でのテロリストによる攻撃の撃退を発表しました。また、「ハマーの北部郊外にいた我が軍の部隊はタクフィール派テロ組織と対峙し、一切の侵入・進出を阻止した」と表明しています。この声明が発表されたのは、シリアのテロ組織系列のメディアが「ハマーから政府軍が撤退した」と主張した後のことです。
シリア国営SANA通信もある軍事筋の話として、ハマー北部のシリア軍が30日土曜夜に各種武器を用いて防衛線を強化したと伝えました。また、シリア軍関係者によりますと、同国軍はテロリスト因子を撃退した後、ハマー県内のマアルデス村やガラアト・アル・マディク町など多くの地域を確保・掌握したということです。
シリアで過去3日間で1000人近くのテロリストが殲滅
シリアのテレビは、過去3日間の同国軍の作戦で約1000人のテロリスト因子が死亡したと発表しました。
これに先立ち、レバノンのアル・マヤーディンTVのシリア首都ダマスカス特派員は、シリアとロシアの戦闘機がイドリブ南郊外のヒザリン村及びアル・ラカヤ村にあるテロリスト因子の拠点を狙ったと伝えました。
イドリブ西部でテロリスト因子が待ち伏せ攻撃に遭遇
シリア北西部イドリブ市西部では、テロリスト因子が待ち伏せ攻撃に遭い、これらの因子のうち数十人が死傷しました。ロシア・スプートニク通信記者は、イドリブ市での待ち伏せ攻撃で少なくとも18人のテロリストが死亡したと報じています。
アラーグチー・イラン外相は30日土曜、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相との電話会談で、「シリアにおけるテロ組織の最近の動向は、西アジア地域の情勢不安扇動を狙ったシオニスト政権イスラエルと米国の策略の一環である」と語りました。
同時に1日日曜、逮捕されたテロリスト1人は、トルコがテロリストに装備や設備を提供し、一人当たり一日当に一万トルコリラの給与を支払っていることを認めました。なお、この自白動画はネット上に公開されています。