イスラエル軍がレバノン村落で民家を爆破
(last modified Thu, 16 Jan 2025 06:56:50 GMT )
1月 16, 2025 15:56 Asia/Tokyo
  • イスラエル軍がレバノン村落で民家を爆破
    イスラエル軍がレバノン村落で民家を爆破

イスラエル軍がガザ地区で新たに22人のパレスチナ人を殺害しました。

【ParsToday西アジア】ガザで続くイスラエルによる犯罪、イスラエルによるヨルダン川西岸への空爆、イスラエルの攻撃に対する非難、ハマスに対するパレスチナ自治政府の行動、イスラエル占領地に対するイエメンの無人機・ミサイル攻撃、パレスチナ人捕虜の解放を恐れるイスラエル、イスラエルによるレバノン民家の爆破など最新の西アジア情勢をお伝えします。

 

イスラエルがヨルダン川西岸を空爆

パレスチナ保健省は15日、イスラエル軍がヨルダン川西岸北部のジェニン難民キャンプを空爆したと発表しました。これによりパレスチナ人6人が殉教、2人が負傷しました。同キャンプではパレスチナ自治政府の治安部隊による住民への攻撃が続いていました。イスラエル軍と公安庁シンベトは共同声明で今回の空爆を実施したことを認めましたが、詳細は明らかにしていません。しかしイスラエルのメディアは、空爆の標的はパレスチナ抵抗組織のメンバー数名だったと報じています。

 

ハマス「殉教者の血が占領者を覆う」

パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは声明で、「イスラエル占領軍によるヨルダン川西岸への残忍な侵略の激化とジェニン難民キャンプへの空爆をもってしても、敵を恐れない我々抵抗軍の勇敢なる司令官と民衆の意志・決意を打ち砕くことはできない」と表明し、「殉教者の血が占領軍を覆うだろう」としました。また、ハマスとは別の抵抗組織「パレスチナ・ムジャヒディーン運動」も声明の中で、「パレスチナ自治政府軍によるジェニン難民キャンプの包囲は敵たるシオニストの利益のためである」としました。

 

イエメンがイスラエル占領地を無人機・ミサイルで攻撃

イエメン軍のヤヒヤ・サリーウ報道官は声明で、同軍の無人機部隊がイスラエル占領下のヤッファ地域の複数の標的を無人機で破壊したと発表しました。さらに、ミサイル部隊も占領地南部のウム・アル・リシュラッシュ地域の発電所を巡航ミサイルで攻撃したとし、「イエメン軍はイスラエルに対してさらなる作戦を実施し、今後より多くの標的を攻撃する能力を有している」と述べました。

 

パレスチナ人捕虜の解放を恐れるイスラエル

ハマスとイスラエルの停戦合意が成立したことを受け、イスラエル側からは合意にもとづいてパレスチナ人捕虜が解放されることへの懸念の声が出ています。イスラエル紙「イディオト・アハロノト」のリラン・タマリ記者はこの点に関して、「パレスチナ人囚人が釈放される際は、彼らが勝利のサインを見せることができないように、スモークガラスか窓が一切ない車両で輸送されることになるだろう」と記しました。

 

イスラエルがレバノンの民家を大規模爆破

イスラエル軍はレバノン南部のメイス・アル・ジャバル村とカフル・キラ村で多数の民家を爆破しました。レバノンのアルメナール・チャンネルによると、他にも同国南部のアイトロン地域がイスラエルの空爆を受けたということです。イスラエル軍は14日時点で、昨年11月に発効したレバノンとの停戦協定に816回違反しており、今後もそうした状況が続くとみられます。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter