世界の人々はイスラエルに対しどんなイメージを持っているか?
(last modified Tue, 10 Jun 2025 07:08:25 GMT )
6月 10, 2025 16:08 Asia/Tokyo
  • 「ロバの初子の贖い」の儀式に参加する超正統派ユダヤ教徒ら
    「ロバの初子の贖い」の儀式に参加する超正統派ユダヤ教徒ら

アメリカの調査機関ピュー・リサーチ・センターが2025年春、24カ国の人々を対象にシオニスト政権イスラエルに対するイメージについて調査を行いました。

24カ国を対象に実施したこの最新の調査から、イスラエル政権とそのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対する国際的なイメージは概ね否定的なものとなっています。

【ParsToday西アジア】この結果は近年、国際世論におけるイスラエルのイメージが著しく下がっていることを示すものと言えます。

実際、イスラエルに対し否定的なイメージを持つ人の割合はトルコ人の93%、日本人の79%、オランダ人の78%、スペイン人の75%、イタリア人の66%、ドイツ人の64%、フランス人の63%、イギリス人の61%、韓国人の60%、カナダ人の60%、ブラジル人の58%、アメリカ人の53%にも上ります。

ピュー研究所の調査によれば、イスラエル政権に対する否定的な態度は、イランなどの西アジアの一部の主要国にとどまらず、近年でははるかに広範囲に広がっていることが判明しています。米国では、イスラエルに対する否定的な見方が2022年3月から2025年3月にかけて11%増加し、イギリスでは2013年の44%から2025年には61%に増加しました。

この調査によれば、高所得国では、若い世代ほどシオニスト政権に対してより否定的な見方をしている傾向にあります。この世代間格差は、オーストラリア、カナダ、フランス、ポーランド、韓国、アメリカなどの国で特に顕著となっています。

さらに、これまでに行われた複数の調査では、占領地イスラエルの市民の大多数は、シオニストが牛耳る現在の自政権が国際的に尊敬されていないと考えており、58%がイスラエルは世界で全く尊敬されていない、あるいはほとんど尊敬されていないと回答しています。また、「イスラエルは全く尊敬されていない」と回答した人の割合は、15%から24%に増加しました。

 

 


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