イスラエル極右政党党首がシオニスト軍の完全なガザ撤退を要求
(last modified Wed, 02 Jul 2025 05:11:42 GMT )
7月 02, 2025 14:11 Asia/Tokyo
  • 極右政党「イスラエル我が家」のアヴィグドール・リーベルマン現党首
    極右政党「イスラエル我が家」のアヴィグドール・リーベルマン現党首

シオニスト政権イスラエルの元戦争大臣を務め、現在は極右派政党「イスラエル我が家」の党首であるアヴィグドール・リーベルマン氏が、イスラエル軍のガザ地区からの完全撤退および、シオニスト捕虜全員の即時即刻の帰還を求めました。

【ParsToday西アジア】イスナー通信によりますと、リーベルマン党首はイスラエル占領地の公用語・ヘブライ語によるシオニスト系の新聞マアリブ系列下のラジオ103FMとのインタビューで、占領政権軍のガザからの完全撤退と、シオニスト系捕虜全員の即時かつ同時帰還の必要性を強調するとともに、「レバノンで行われたのと全く同じような行動がガザでもなされるべきだ」と述べています。

リーベルマン党首のこれらの発言の一方で、イスラエルは依然としてガザ地区のパレスチナ抵抗勢力との戦争を続けており、国内外の世論からこの戦争の終結を迫られています。

これに先立ち、リーベルマン党首はネタニヤフ・イスラエル現内閣による対ガザ政策を批判していました。

また、「イスラエル回復党」のベニー・ガンツ党首も先月30日、シオニスト捕虜全員の帰還に向けた包括的合意の調印を求め、「彼らは何年も拘束されていることはできない。これは受け入れられない。部分的な合意に時間をかける余裕はない」と強調しています。

ガンツ氏は続けて、ガザ戦争の目的達成には何年もかかると強調し、「たとえ不利益な合意であっても、シオニスト捕虜全員の帰還は実行されなければならない」と述べました。

イスラエルは米国の支援を受け、2023年10月7日以来ガザ地区でジェノサイド(大量虐殺)を遂行しています。これにより現在までに約19万人のパレスチナ人が殉教・負傷したほか、1万1000人以上が行方不明となり、数十万人が難民生活を余儀なくされました。その一方でイスラエルは「現在ガザ地区に50人のシオニスト捕虜がおり、そのうち生存者は20人である」と推定しています。

 


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