イエメン国防相「あらゆる陰謀は失敗する」/ヒズボッラー「抵抗の炎はさらに燃え盛る」
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イエメンのアティフィ国防相
イエメンのアティフィ国防相は、28日のイスラエルによる空爆で複数の閣僚が殉教したことについて、「イエメンは米国の支援を受けたイスラエルに対抗するため、完全に準備が整っている」と述べました。
【ParsToday西アジア】アンサーロッラーが率いるイエメン救国政府は30日の声明で、28日にイスラエルによる空爆で首相ら複数の閣僚が殉教したことについて、「イスラエルとの戦いの最中、新たに多くの国民と偉大な指導者たちの殉教に哀悼の意を表する」としました。
28日の空爆でアフマド・ガリブ・アルハウィ首相が殉教したことを受けて、イエメン最高政治評議会のアルムシャート議長は、モハメド・アフマド・ムフタフ氏を大統領として任命しました。
イエメン国防相「あらゆる陰謀は失敗する」
イエメンのモハメド・ナセル・アルアティフィ国防相は、国営通信社サバトのインタビューで、「イエメンは米国の支援を受けたイスラエルに対抗するため、完全に準備が整っている」と強調しました。
その上で、「イエメンの政治指導部は、すべての脅威に対抗するために必要な措置を講じており、あらゆる陰謀は失敗に終わる」とし、「ガザで見られるように、米国は民間人を標的にしている」と非難しました。
ヒズボッラー「殉教者の血は、イエメン国民の決意と抵抗をさらに強化する」
レバノンのヒズボッラーは声明を出し、イエメン政府・国民に対して哀悼の意を表し、28日の空爆をイスラエルの新たな犯罪と位置付けました。そして、殉教者の血が「イスラエルに対する抵抗と永遠の呪いの象徴である」と強調しました。
声明はさらに、「この野蛮な侵略は、イスラエルの黒歴史における新たな犯罪に過ぎない。イスラエルはこれまでも、ガザ、レバノン、シリア、イエメン、イランで無辜の子どもたち、女性、高齢者、民間人を血で汚している」と指摘しました。
また、イエメンがパレスチナを支持する上で重要な役割を果たしていることを強調し、イエメン国民を「忍耐、抵抗、忠誠の明確な模範」と称賛しました。
イエメン最高政治評議会議長「イスラエルには暗い未来が待っている」
イエメン最高政治評議会のマフディ・アル・ムシャート議長は、イスラエルに向けて、「我々の復讐は長くは続かない。占領者の犯罪のために、あなたたちには暗い未来が待っている」と述べました。さらに、「イスラエルの侵略者たちは、まだ自国に帰るチャンスがある」と言い、世界中の人々に「イスラエル政府とのいかなる協力も避けるように」と呼びかけました。