イスラエルの目前に立ちはだかる最大危機は内部紛争
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イスラエルの目前に立ちはだかる最大危機は内部紛争
シオニスト政権イスラエル軍の元将校の1人が、「イスラエルの前途に立ちはだかる最も深刻な危機は内部紛争である」との見解を示しました。
【ParsToday西アジア】イスラエル軍作戦部長を務めたイスラエル・ズィブ(Israel Ziv )将軍は声明で「イスラエルは過去3年間、法改正、2023年10月7日の『アクサーの嵐』襲撃事件、そしてガザ紛争の結果、危険な危機に陥っていた。しかし、これらすべてよりも危険なのは、内部紛争と憎悪の高まりである」と語っています。
また「これらの課題は軌道修正を必要としており、そのためには、現政権の主要人物の変革が不可欠だ」と述べました。
ズィブ氏はこれに先立ち、ある生命において、ガザ戦争でのネタニヤフ現イスラエル首相の政策について警告し、「彼はガザ戦争には存在しない勝利のイメージを求めている」とした上で、ガザ戦争に対するネタニヤフ首相の姿勢に触れ、「このアプローチは多くの問題を引き起こしている」としていました。
「アクサーの嵐」作戦の余波:シオニスト系司令官数名が解任・懲戒処分に
一方、イスラエル軍のエヤル・ザミール参謀総長は、パレスチナ側による対シオニスト襲撃「アクサーの嵐」作戦における政権側の失敗に大きく関係していたことを理由に、複数の司令官を解任・懲戒処分としました。この報告によりますと、一部の将校は予備役から除隊となり、今後とも軍務に就くことはない予定です。また、数名は正式な懲戒処分となり、さらに1名は辞任しました。
元イスラエル軍報道官:「SNSとの戦いに敗北」
元イスラエル軍報道官のダニエル・ハガリ氏も「イスラエルはSNSとの戦いに敗れた。これらのネットワークは世界中の若い世代に最も大きな影響力を持つことから、イスラエルにとって最も危険かつ巧妙な脅威であることが証明された」と自白しています。
ヘブライ語メディア:「巨大戦車メルカバ4が運用不能に」
一方、イスラエル軍の情報筋によりますと、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスがイスラエル軍の装甲車両に与えた致命的な打撃により、今回の戦争でイスラエル軍の巨大戦車・メルカバ4が完全に運用不能となったということです。
イスラエル政府は市民と銀行から80億シェケルを窃取
一方、シオニスト系新聞マアリヴは「イスラエル政府はこれまでに占領地の市民と銀行から80億シェケル(3800億円超)の資金を窃取した」と報じました。
シオニストの4分の1が占領地外への移住を検討中
イスラエル占領地における最新の調査結果によれば、同占領地外への移住を検討しているシオニストが全体のうちかなりの割合(4分の1)にも上っていることも判明しています。

