過去2年間でイスラエルの暴力の犠牲になったパレスチナ人女性は3万3000人
https://parstoday.ir/ja/news/west_asia-i130690-過去2年間でイスラエルの暴力の犠牲になったパレスチナ人女性は3万3000人
パレスチナ外務省が「過去2年間にシオニスト政権イスラエルによるガザ地区およびヨルダン川西岸地区への攻撃で、3万3000人のパレスチナ人成人女性と未成年の女子が殉教した」と発表しました。
(last modified 2025-11-26T12:29:15+00:00 )
11月 26, 2025 21:15 Asia/Tokyo
  • 虚しい「女性に対する暴力撤廃の国際デー」;パレスチナ女性3万3000人の殉教と隣り合わせ
    虚しい「女性に対する暴力撤廃の国際デー」;パレスチナ女性3万3000人の殉教と隣り合わせ

パレスチナ外務省が「過去2年間にシオニスト政権イスラエルによるガザ地区およびヨルダン川西岸地区への攻撃で、3万3000人のパレスチナ人成人女性と未成年の女子が殉教した」と発表しました。

パレスチナ外務省は、11月25日の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に因み、ガザ地区とヨルダン川西岸地区に対するイスラエルの軍事攻撃で3万3000人のパレスチナ人成人女性と未成年女子が殉教したことを明らかにしています。この攻撃は、現代世界で最も深刻な女性に対する暴力と差別の一つとされています。

【ParsToday西アジア】メフル通信によりますと、ガザ地区にあるパレスチナ政府メディア総局の統計では、殉教者総数6万9000人のうち成人女性は1万2000人以上、未成年の女子は2万人以上に及ぶということです。また、ヨルダン川西岸では1000人以上の女性がイスラエルの攻撃の犠牲となっています。

ガザ地区のパレスチナ政府メディア総局はまた「シオニスト政権は大量虐殺、即決処刑、強制拉致、拷問、性的暴力、女性の医療および精神衛生サービス利用妨害などの組織的犯罪に手を染めている」と表明しました。

病院や女性専用シェルターへの攻撃により、数千人もの人々が基本的な医療・精神衛生サービスの利用を制限されています。さらに、イスラエル政府はAI人工知能や電子スパイツールなどの先進技術を駆使し、パレスチナの女性や一般市民を狙い撃ちにしています。

パレスチナ外務省は、「自決権と祖国帰還権を含むパレスチナ人の正当な権利の実現に基づき、占領終結および、独立国家パレスチナ樹立に向けた国際的な努力継続が必要だ」と強調しました。

なお、ICJ国際司法裁判所は2024年7月にイスラエルによる占領行為を違法とする判決を下しており、国際NGOアムネスティ・インターナショナルを含む人権団体は「国際決議の実施に対する国際社会の無関心ぶりが、パレスチナの女性や子どもに対するイスラエルの犯罪続行を助長している」と警告しています。

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram Twitter