サウジアラビアのイエメン攻撃で、数十人が死傷
8月 16, 2016 19:07 Asia/Tokyo
サウジアラビア軍によるイエメン・サヌア州の村に対する最新の攻撃で、少なくとも10人が死亡しました。
イエメンのアルマシーラテレビによりますと、サウジアラビアの戦闘機は16日火曜、イエメンのサヌア州の村を再度爆撃しました。これにより、少なくとも10人が死亡、20人が負傷しました。
サウジアラビアの戦闘機はさらに15日月曜、イエメンのハッジャ州の病院を攻撃しました。この攻撃で少なくとも20人が死亡、40人が負傷しました。
負傷者のうち数人が重傷と報告されています。国境なき医師団のスペイン人の医師も死亡しました。
イラン外務省のガーセミー報道官は、15日夜、サウジアラビア軍の攻撃を非難し、それを人類に対する想定外の、明らかな犯罪だとしました。
さらに、「イエメンの学校や病院に対する攻撃への国際社会の沈黙により、サウジアラビアによる人類への犯罪は日々大胆さを増している」と語りました。
イエメンの政治高等評議会も声明を発表し、サウジ軍による病院の爆撃について触れ、サウジアラビの犯罪に無関心だとして国連と国連安保理、国際社会を非難しました。
国際人権団体、アムネスティ・インターナショナルは、声明を発表し、サウジアラビアの戦闘機の病院への攻撃は戦争犯罪だとしました。
サウジアラビアは2015年3月から、一部のアラブ諸国やアメリカの支援を受け、イエメンを攻撃しています。
サウジアラビア政府は、イエメンのハーディ元大統領の復権を狙っています。
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